片耳のみ影響の場合-補聴器の効果が得られる場合-補聴器の効果が得られない場合(CROSシステム対応)

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高度難聴且つ片耳が活用出来ない場合の対応、CROS補聴システム耳あな型カスタムフルサイズ。マニアックな調整。

聴力
試聴補聴器
購入補聴器
OS音楽
お渡し時 画像
5日後 画像
音楽特性画像
調整後
1週間後 画像
OS音楽
年齢
74
性別

聴力
(画像)
来店動機
現在使用補聴器が8年経ち、次期製品を検討依頼で来店された。音にはこだわりを持っており、10回位調整して漸く満足の行く音になっており、いじって欲しくない所もある。その担当者も異動した。不良聴耳の方も使用していたが、聴力低下が進み今は使用効果が無い。現在使用補聴器も普段余り手入れをされておらず、来店時清掃後バキューム吸引掛けで音が復活し、今迄よりも音大きく且つ鮮明になった。
備考:拘りのある音の為、世代機種変更間コピー希望。
平均聴力
右耳:65dB
左耳:117dB
ヘッドホン語音弁別
右耳:60%
左耳:0%
試聴補聴器
より言葉の鮮明なメーカー試聴希望で、バーナフォンRIC型Z9MNRT、パワーレシーバーにて試聴。大分音静かだが尖っていて硬い感じ。今迄使用のフォナックの方好む。
女性歌手、特に島倉千代子好み、CDにて試聴後フォナックの方が低音出ており音量豊であると言う事。またバーナフォンはCROS対応が無い。この為フォナック社で製作することになり耳型採取。
購入補聴器
右フォナック・バートB90-13UP+左CROSB-13カスタム(画像)
音場裸耳明瞭度
(音場はカセットの単語を聞いて頂く)0%
音場装用明瞭度
(音場はカセットの単語を聞いて頂く)95%
購入前試聴期間
無し
プログラム設定
オートセンスOS静かな環境〔騒音下の言葉、非常に騒がしい中の
言葉、車中での言葉、騒音下での快適性、反響する環境での快適性、音楽、以上7環境解析自動切替〕
及びP1「騒音下での快適性」(直ぐに音量を下げる機能として)

試聴経過

お渡し時:今迄使用のQ90-13のデータ転送設定した値より、全体1dB下げた値にて、
丁度良いとなり。初めて聞く対耳CROSにて、左の音の広がり実感。但し音楽が高域歪む。Q90-13の値そのまま移行していなかった為高域不足。
マニュアルでQ90-13の値にすべての、オートセンスOSプログラム修正する。
この調整により、高音部の不具合取れ、以前のより言葉や音楽がクッキリ、はっきり立ち上がった鮮明な聞こえになっていると言う事。(画像)、(OS音楽画像)

5日後:音楽で高域の歪がある、これが取れないか。またレスランで食事をしていたら一口目でハウリングして他人に見られた。
処置→音響特性装置に掛けながら、オートセンスOS「静かな環境」低域を下げ、Q90-13参に高域ピークも抑える。「音楽」を低域とピーク部フラットにする。(画像 紫→オレンジラインへ)
(音楽特性画像)→(調整後画像音楽)

評価:雲が取れた様、音質も良い。(低域が出すぎる事で、高域を被る現象が起きていた模様)音楽が少し低いが、暫くこの石田サウンドで音楽を楽しむと言うこと。ハウリングは起床時以外は収まった。

一週間後:音楽が弱い。→OS「音楽」のみ全体2dB上げる。

更に一週間後:家族より前のより聞こえが悪い様だ。→OS「静かな環境」のみ低音主体、及び高域3~5dB上げる。(画像)(画像)(OS音楽画像)

その後調整依頼無し。

ご本人の感想:横浜より態々来る価値あり。

当店の所感:高度難聴の聴覚は、軽度難聴の聴覚と異なり、明瞭度低下も伴う為、音量パワー要求がある。長期補聴器装用されるとその音に慣れる傾向があり、音質含め、同様な音質を好む。
バーナフォン社の音に慣れていれば、逆に他の物に違和感を持つ事も多い。

カテゴリー

聴力
試聴補聴器
題目
片耳が活用出来ない場合の対応、CROS補聴システム。
年齢
71
性別
女性
聴力
(画像)
来店動機
子供の頃よりの中耳炎の影響で、右耳は医師からは聾と言われており、聞こえの良かった左耳の聴力が低下して、仕事にも支障を来たす様になり、医師にも補聴器製作を勧められ、7年前より当店にて、左のみRIC型バーナフォン社ヴェリテ7を使用。サウンドゲート中継にて、携帯電話ブルートゥース使用。使用補聴器の音が途絶えたりする症状が出始めた為、当時存在しなかったCROSシステム紹介、試聴して頂いたら、ハッキリ聞こえ右側の音の存在を始めて体験、新規購入へ。
備考
初期試聴時100%の値では強く、80%の値へ。今迄同様に中継機器コムパイロットⅡにて携帯ペアリング使用。
欠点は今迄のより、電池寿命短い。
右のCROSを外すと大分音量が減る。
平均聴力
右耳:106dB
左耳:45dB
ヘッドホン語音弁別
右耳:
左耳:65dBにて、100%
試聴補聴器
(画像)
音場裸耳明瞭度
63%(1,5mにて65dB)
音場装用明瞭度
96%(  〃    )
購入前試聴期間
無し。
プログラム設定
スタート、オートセンス(静かな環境、騒音下のことば、騒音下の
快適性)自動認識。P1電話マイクロフォン使用。P2音楽。

試聴経過

試聴無し、モールドが必要な聴力で、既製耳栓での試聴は不向きでもある為。新たに専用モールド作製。

1か月後:CROS側を外すと大分音量が減る。やはり右を着けた方が良く聞こえる。

ご本人の感想:新しいタイプの左だけでも充分今迄より聞こえ良いが、今迄経験のない右側の存在を実感され、右のCROSを外すと音量が大分減るというご感想であった。

当店の所感:今迄ご使用のバーナフォン社にはCROSシステムが無い為、今迄ご使用の携帯電話中継の出来る製品を紹介。
試聴時左にフォナックオーディオ補聴器B50のみでも、今迄より良く聞こえると言うご感想。今迄のが感度低下と、補聴器そのものの性能の良さから実感された模様。試聴にもモールド製作必要な聞こえため、その場で新規製作される決断となった。